マンションの売り出し価格の基本は査定価格になる。業者の査定の仕方は最近の取引事例で類似した物件の価格をたたき台にして、それに駅までの距離や時間、物件のグレード、築年数等、評価項目に従って加点、減点していく。仲介業者との契約期間は、3ヶ月以内となっているため、業者の査定価格は、3ヶ月以内に売れることを目安につけられる。そこで弾き出された査定価格と売り主の売却希望価格をすり合わせて売り出し価格が決められる。その際、売り主の要望が優先される。査定価格よりも、高い値段にするときは、長期戦を覚悟しなければならない。早く売りたい場合は、業者の査定した価格よりも、安くして売り出すことになる。価格の安さは最大のセールスポイントになるからだ。業者との契約は、3ヶ月で切れるため、買い手が見つからないときは、新たな業者に依頼するか。契約を更新して、引き続き営業活動に入る。当然価格を引き下げることになる。どうしても売れない場合や、3ヶ月で売れない場合に、業者が買い取る「買い取り保証制度」というのがある。これは査定価格の8割くらいになるのが一般的なので、購入代金の支払い期日が迫ったケースや、担保割れのケース以外には、ちょっと考えものだ。さて、買い手にとっても、購入希望価格があるため、最終的には売り主と買い手の合意によって、成約価格は決まることになる。